ポップアップルーフのメリットとデメリット

非日常の空間へと私たちを誘ってくれる
ポップアップルーフ

ポップアップルーフとは

ポップアップルーフとは写真のように、車の屋根を架装して、屋根を上に持ち上げるあげることで、車内空間を広くする装備のことです。
基本的にポップアップルーフの側面はテント生地で作られているものが多く、走行時は屋根を下げて収納します。

ポップアップルーフには大きく2種類あります。
前方または後方に三角にポップアップして斜めに上がるタイプと、屋根全体が水平に上がるタイプがあります。


屋根全体が水平に上がるタイプはエレベーティングルーフと呼ばれています。
斜めに上がるタイプと比べると、構造的にポップアップする高さが低いため、ルール内の2段ベッドの部分は狭くなりますが、水平に上がることで車内全体が広くなり居住性に優れ、より家に近い感覚でキャンピングカーを使用することができます。

ポップアップルーフのメリット

ポップアップルーフが有れば、普段は車高を抑えながら、いざキャンプや車中泊の時には、瞬時に広い室内空間を確保する事ができます。
また、ポップアップした部分には大人も眠れるスペースがあるので、就寝人数を増やす事もできます。
夏場などは、ポップアップをメッシュにすると涼しい風を取込め、面倒なテントを設営も不要で、雨でも平気なキャンプベースが出来るので、四季を通じてキャンプが満喫出来ます。
設営が楽だと出かける頻度も上がり、沢山の思い出を作る事もできます。

・キャンプ場では手間なく短時間でキャンプベースが設営、撤収できる。
・就寝人数を増やすことが出来る。
・真夏でも、ポップアップルーフで風を通せば、車内はエアコン要らずの心地よいプライベート空間ができる。
・子どもたちが大喜び。なぜかワクワクした気持ちになり、そこで寝てみたくなる。
・車内で立てるので、空間が全体に広がり、着替えも立ったままできる。

地上2メートルの世界は別世界。
景色がきれいに見え、自然と一体になれる。
ポップアップルーフは、非日常の空間へと私たちを誘ってくれる魅力的な装備です。
コストは掛かりますが、長い目で見れば家族みなさんが得られる恩恵は計り知れません。

ポップアップルーフのデメリット

良いことばかりに思えるポップアップルーフにもデメリットがあります。
主に以下のようなものではないでしょうか。

・冬場寒い。
・雨で濡れたポップアップルーフは後で乾かすことが必要。
・就寝時は2階に登らなければならない。
・テント生地のため、遮音性は低い。

ポップアップルーフは屋根に付いたテントみたいなものと考えれば分かり易いと思います。
冬場は、FFヒーターやポップアップルーフ専用防寒インナーがあればある程度寒さは解決できますが、それらが無い場合は寒さ対策が必要になります。
また、雨に濡れたまま放置していると、カビの原因になるため、後で乾かす必要があります。
就寝時に2階に上るのですが、夜中にトイレに行きたくなった時など、上り下りの作業が億劫に感じるかもしれません。
ポップアップルーフの側面はテント生地なので、遮音性は低いです。
キャンプ場や静かな道の駅では問題ないのですが、車中泊の際、隣にエンジンをかけたままのトラックが駐車した時などは、かなりうるさく感じられます。

ポップアップルーフを施工する時には、メリットとデメリットをよく理解することが大切だと思います。
ただ、確かにデメリットはあるものの、それを上回るメリットの恩恵は計り知れないものがあると思います。

ポップアップルーフの構造

ポップアップルーフの開閉

ポップアップルーフ開閉

ポップアップルーフの格納は天井とルーフを左右2箇所のバンドでしっかり固定します。

展開する時は、バンドを解除して、軽く力をかけるだけでガスダンパーの力で単に展開できます。


ポップアップルーフの生地

ポップアップルーフ生地

ポップアップの生地そのものが非常に頑丈なため、これだけ大きな窓をくり抜いても強度は保たれ、フルオープンで外気を取り入れながら、快適な空間を確保できます。

強い日差しを避けながら、窓をいっぱいに解き放ち、ルーフの上でゆっくりお昼寝。この上ない贅沢を味わうことができる、天井リビングの誕生です。室内に心地よく風が通り、高原のキャンプ地などでは、日常で味わえないようなゆったりした時を与えてくれます。

ポップアップルーフキャンバスタイプ

キャンバスタイプ(超撥水3方向開放型・帆布生地)

キャンバス仕様のテントは、雨に強く耐候性に優れたタイプです。撥水係数1000を超える超撥水仕様で、左右あわせた3面がそれぞれ、全開、全閉、メッシュウィンドウと使い分けられるテント生地です。夏から秋にかけては快適に使用できます。

注 エレベーティングルーフは撥水タイプになります。


ポップアップルーフのベッドボード

ポップアップルーフベッドボード

ベッドボードは大人2人就寝可能なロフトベッド。
耐加重200Kgで、ロフトベッド部のボードをガスダンパーで上にあげれば、室内で立ったまま着替えができる空間に変わります。


ポップアップテント専用防寒インナー(別売)

ポップアップテント専用防寒インナー

状況にもよりますが、15度を切ってくると寒さを感じますので、羽毛入りや寒冷地仕様の寝具で防寒対策されることをお勧めします。晩秋の時期になりましたら、FFヒーターを併用することもお勧めします。

真冬でもFFヒーターを稼働させれば、ポップアップを広げた状態でも全車内はポカポカに温まります。またさらに、ポップアップテント内と、下のベッドエリアでは当然温度差がありますので、真冬に使用する場合は、別売りのキャンバスタイプ専用の防寒インナー(3面防寒14層仕様)お勧めします。

ポップアップルーフ ハイエースキャンピングカー

ポップアップルーフブラック

BLACK(黒)

ポップアップルーフレッド

RED(赤)

ポップアップルーフグレー

GRAY(グレー)

ポップアップルーフブルー

BLUE(青)

水平ポップアップルーフ(ナローのみ)

ポップアップルーフ DELICA D:5CRUISE

キャンピングカー三菱デリカD:5ポップアップルーフテント素材

BLACK(黒)

ポップアップルーフは、雨でも使えるの?

生粋のテント用生地なので、雨の心配は特にありません。テントのコーナーは生地を巻き込み、特殊な縫製をしているので、雨水が浸みこまないように対策済みです。ただし、大雨防風のような時でのご使用はお勧めできません。

対応年数は何年くらいですか?

年間の使用頻度にもよりますが、通年キャンプでの使用を10回ほどに想定しても、10年後にテント交換をされた例はほとんど有りません。但し雨で濡れた後はテントを開けて乾燥させないと、カビなどの原因になります。弊社のテント生地は、外で3年以上テストしましたが、テント生地としての性能を維持しています。

テントの張り替えはできますか?

万が一テント生地に損傷が生じた場合などの張り替えは可能です。

ロフトベッド部分、ベッドボードの耐加重は何キロ位ですか?

200Kgまでは問題ありません。一般的な大人ならば、2人は安心してお休みいただけます。

ポップアップルーフは、前開き、後ろ開きは選択できますか?

ハイエースベースでは、前開き、後ろ開きが車両の仕様によって選択可能です。
デリカD5は後ろ開きのみです。
詳しくは当社スペシャリストまでお問い合わせ願います。

ケイワークス広島店

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